コンクリート像で有名な関ヶ原ウォーランドを徹底解説!【関ケ原古戦場完全ガイドvol.4】

キョーレツ!
歴史観のクセもスゴイ!

にもかかわらず中毒性の高い刺激がたまらず何度もいきたくなるスポットが関ケ原古戦場にあります。

関ヶ原ウォーランド――。

ご存知天下分け目の戦いがあった関ヶ原にある、全国でも珍しい合戦テーマパークです。

何がスゴイって?
園内には240体ものコンクリート像が所狭しと並んでおり、その圧倒感たるや、ある意味名古屋城にも迫る勢い。

なんせコンクリート像の中には
「争いをやめろ」
と諭す、武田信玄までいるんですからね。笑うな、というほうが無理な話でしょう。

そこで本稿では

・あまり歴史に詳しくない方
・普通の史跡巡りに飽きた方
・館長のキッチュな講話を聞いて見たい方

という方へ、何度も現地を訪れたウォーランドファンの私が解説したいと思います!

※なお、東西両軍の陣営や場所、関ヶ原合戦全体を知りたい!という方は次の記事をご覧ください。
→【関ケ原古戦場めぐり・地元民による完全ガイド!トイレ情報あり

関ヶ原ウォーランドとは

まずはウォーランドの歴史から。
昭和39年にオープンした、当時では最先端の体験型合戦資料館。今はレトロな雰囲気が残る、独自の個性が光る資料館です。

創始者が当時「関ヶ原は歴史を変える大きな戦があったのに、それを伝える資料館もなければ寺もない!ならば、作ろう!」と、地元と歴史をリスペクトする気持ちを原動力に、ウォーランドを開館したそうです。

芸術性の高さ、ツッコミどころ、アツい館長の人柄。
もはや「こんな場所、日本でここしかない!」と思える、とっても中毒性のあるテーマパークです。

歴史ファンのみならず、珍スポットファンの心を熱くさせるスポットとしても有名ばウォーランド。
コンクリート像を守るべく、定期的にファンによるペンキ塗りイベントも開催されており、全国から沢山のファンが訪れます。

魅力1:コンクリート像によるリアルすぎる合戦体験

ウォーランドの注目ポイントは、布陣図、街道にいたるまで合戦を忠実に再現したところ。
地図を模写してみました!

入り口入ってすぐが伊勢街道(という想定)となっています。
そのまま伊勢街道をすすみ、左に折れると中山道に!
伊勢街道といえば島津の退き口。退き口から合戦に入るのはなんだか不思議な感じですね。

はいってすぐ山内一豊、京極高知、福島正則など東軍の先鋒、そして向かいには西軍の小早川秀秋、大谷吉継石田三成、島左近が。

コンクリート像の中で注目度トップクラスの可児才蔵。
敵将に馬乗りになり返り血を浴びるというリアリティのある像で、訪問者のほとんどが撮影していく人気の像です。
首級を数多く上げた武将で、自分の功績だとわかるように笹を目印にしていたことから笹の才蔵と呼ばれていたそう。

細かな合戦の描写も捉えられていて、臨場感が感じられます。

合戦が進むに連れ、小早川秀秋が松尾山から大谷吉継隊を攻めます。
コンクリート像はこれから攻めようというところでしょうか。

必死に応戦するも力つき、湯浅五助の介助で自害した白装束の大谷吉継が表現されています。

島左近も討ち死します。

石田三成は必死に采配を振るいます。

そして結果は東軍勝利。勝てば官軍負ければ賊軍感が現れている、東軍の首実検の様子。
徳川家康と生々しい首、そしてその首は誰が取ったかを記帳する武士。
大谷吉継の家臣湯浅五助の首もありました。

大河ドラマ『真田丸』にもでてきた人気キャラ、団右衛門もいました。

南宮山も吉川広家が腕組みして動かない感、宰相殿の空弁当が感じられるところ。

ウォーランドならではのオリジナルキャラもいます。まずは武田信玄「戦はやめい!ノーモア関ヶ原」と書いた札をお持ちです。

これは関ヶ原合戦のような戦いを起こしてはならないという、初代館長のメッセージ。
なぜ信玄かというと、戦国最強武将がこの世に降臨して伝えているという設定なんだそうです。
独創的ーーー!

ウォーランド外にもノーモア関ヶ原の石碑と仏像があります。

そして戦観音なるものも。こちらは戦を起こしてはならないよという、これまたメッセージの上でできたもの。
このオリジナルキャラがウォーランドの魅力ですよね。

魅力2:関ヶ原のエンターテイナー・画力とDIY力もすごい西村館長

ウォーランドの館長さんは、陣羽織と大谷吉継か真田信繁のリストバンドをして精力的に園内を案内する有名人。

彼の一番の魅力は、講談調、演歌調など幅広い表現力で伝える「関ヶ原合戦の歴史講話」。
リクエスト次第では長くも短くも、真面目にもできる、まさにヶ原合戦のエンターテイナーとも言える存在です。

地元の新聞でおすすめの本を紹介する記事

この魅力にハマり、自分のイベントにもゲストでお呼びして講話いただきました!

名古屋歴史ナイトのレポート

そんな語り口の面白い館長による関ヶ原合戦の講話は大変人気で、観光バスの歴史ガイドの出張ガイドなども含めると連日予約でいっぱいなのだそう。

ウォーランドに行くなら館長さんの案内で園内を見ると面白さが10倍違うので、絶対オススメ。
当日の 予約は難しいことが多いので、事前に電話して予約するのがベターです。

元看板職人だったという館長のお手製の顔ハメや、壁面の戦国風のイラストなども見どころです。

魅力3:巨大ジオラマが目を引く講話室

実物大の馬が目印の講話室もおすすめです。
こちらで館長の講話を聞いたり、関ヶ原合戦の資料を見ることができます。

目を引く大きなジオラマがありますが、こちらはオープン当時からあるというジオラマ。

音声解説も流れ、当時としては最先端の設備でした。今は懐かしさが漂う、いい味をしたジオラマです。

老朽化しているところはご愛嬌。
直したくても設計書、使用部品などさまざまなものが不明で「このままor作り直す」しか選択肢がないそうです。

なぜか正面は舞台風になっているのは、昔ここで忍者ショーをやっていた名残
元・看板職人だった館長さんの手作りステージだそうです。
何か劇でも始まるのかと期待するお客さんもいるそうですが、残念ながら特に上演はされません。

関ヶ原合戦屏風のレプリカ、石田軍記・関東軍記などの資料も展示されています。
壁面には手書きの関ヶ原合戦の年表や布陣図、処罰の一覧までがびっしりと。

しかも超達筆な美文字は、美しい文字をお書きになる、とあるお坊さんが書いたものだそうです。
大変美しい文字に惹かれた初代が直々にオファーしたそう。

魅力4:館長お手製!子供用の遊び場

なぜかウォーランドには子供用の遊び場があります。
輪投げと、ボールをぶつけてパネルを開かせる「戦国スラックアウト」。こちらもこの遊具は、館長さんお手製

魅力:5 甲冑(鎧武者)体験

ウォーランドでは甲冑を着て園内で写真撮影を行うことができるサービスがあり大人気のサービスです。コンクリート像と甲冑を着た自分との撮影は、本物の合戦に紛れ込んだような写真が撮影できちゃいます。

こちらは体験したときの写真です!

合戦感が出ていると思いませんか?

甲冑体験の気になる料金は10歳以上は2000円(税込み)、5歳から9歳までは1000円(税込み)、2歳から4歳は幼児兜500円(税込み)となっています。オプションで模造刀、火縄銃それぞれ500円がつけられます。使用時間は甲冑着付け後60分です。

大人の甲冑はレプリカではありますが、1体がかなりのお値段がするものを貸していただけます。お子様には軽量の鎧兜がかしていただけるそう。

館長写真おすすめスポットは、乗れる馬のコンクリート像で勝どきを上げるポーズや
団右衛門で殺陣をやるポーズが決まりやすいそうです。

甲冑体験の申し込み

あいていれば当日も甲冑レンタル可能ですが、予約で埋まっていると体験ができません。私もフラッとお願いしたときに、団体の予約が入っていて泣く泣く諦めたことがあるので、予約がおすすめです。(予約電話:0584-43-0302)

写真撮影のおすすめですがコンクリート像がたくさんあるので好きな武将のところで撮ってみましょう。
館長さんにおすすめを聞いたところ、この合戦現場あたりが映えるそうです。

魅力6:館長さんのイベント

館長さんによるウォーキングイベントや、バスツアーも不定期で開催されています。
ウォーキングイベントは入館料の500円のみとかなりお得です。
バスツアーは京都の大関ヶ原展に行くツアーでしたが、とっても楽しかったです。

関ヶ原ウォーランドのウォーキングイベントとバスツアーに参加したときのレポートです。

関ヶ原ウォーランドバスツアーのレポート
関ヶ原ウォーランドのウォーキングツアーのレポート

食事は隣接する、飛騨牛と近江牛の両方が味わえる、お肉が美味しいレストランです。
「花伊吹」さんでもいただけます。
公式HPはこちら

お肉系はどれもレベル高いですよ。有名なのは1日5色限定の大盛りローストビーフ丼の「天下丼」(1400円)、近江の二色丼(1620円)、近江の兜カレー(1620円)が人気です。

近江の兜カレーはカレーにもローストビーフが載っていてかなり豪華です。個人的にはこれで1620円ならアリかなと思うボリュームでした。
銘牛三昧(2160円)もあって、内容は近江牛のすき焼き、飛騨牛のローストビーフ、松阪牛の握り寿司、牛骨スープ、サラダ・ご飯がついているのは凄いなあと思いました。ガッツリ肉好きならお得だと思います。

個人的には花伊吹さんの押しポイントはトイレがキレイで数が多いこと!
観光バスが止まってお食事をする場所としても有名なので、トイレの数がとっても多いのです。
しかもお土産もたくさん売っていて、「関ヶ原チーズケーキ」はしっかりチーズが味わえて、ふわっとした食感。
ものすごく美味しいです。

歴史に詳しくなくてもOK!関ヶ原合戦を楽しむ場所

史跡巡りとなると、そこそこ歴史に詳しくないと参加しにくい印象ですが、関ヶ原ウォーランドは全然大丈夫です!
詳しくなくてとも、甲冑体験でコンクリート像といろいろな写真を撮るだけでも十分楽しめます。
この機会に合戦を学びたいという方は、館長さんに案内していただいて勉強もできちゃいますので、予備知識は不要です。

珍スポットファンにも愛されている場所なので、ゆるいツッコミどころを探すというテーマでも楽しめます。
お子様も楽しめる場所だと思うので、ぜひ遊びに行ってみてください!

住所 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原1701−6
電話 0584-43-0302
営業時間 10:00~16:00
料金 大人500円・小人300円・幼児・無料
甲冑体験料金 大人(10歳以上)2000円、小人1000円(着付け後60分・基本は予約)
HP http://www.rest-sekigahara.co.jp/war_land/

※東西両軍がどのように陣をはったのか、全体を知りたい!
史跡巡りに行きたい!という方は次の記事どうぞ。
アクセス方法、おすすめの回り方、トイレ情報までまとめています。

→【関ケ原古戦場めぐり・地元民による完全ガイド!トイレ情報あり

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カテゴリ:関ヶ原古戦場