源光庵(げんこうあん)の紅葉と丸窓、伏見城から移築された血天井を見てきました

突然ですが、この丸窓と四角窓どこかで見たことはありませんか?

これは、JR東海の2014年の「そうだ、京都へ行こう」初秋・盛秋のポスターに採用された源光庵の【迷いの窓、悟りの窓】からの紅葉です。

源光庵は紅葉だけでなく、伏見城から移築した血天井も有名です。

見てください!足型がこんなにクッキリ。

生々しい跡は関ヶ原合戦において、圧倒的に不利な状況で伏見城を守った東軍の鳥居元忠と家臣ら約300人が自刃したもの。

混み合う京都の紅葉スポットの中でも大人気スポットで、紅葉と歴史両方が味わえるお寺です。
私も混雑覚悟で行きましが、行列の流れはスムーズですし、バスも増発されていてストレスを感じずに拝観できました!

源光庵までのアクセス

今回は京都駅から地下鉄烏丸線「国際会館行き」に乗って、「北大路駅」まで。
そこから市バスの北1系統(佛教大学・玄琢行き)「鷹峯源光庵前」で下車して行く方法を取りました。

バスは1時間に3本。行った時は紅葉シーズンで大行列でしたがバスが増発していて、待ち時間は15分位でした。

バス停からは徒歩5分程度なので、迷うことはありません。

2015年当時は寒暖差がなく、茶色くなってすぐに落ちてしまう、紅葉としてはちょっぴり残念な年と聞きました。

とはいえ、やはりお寺の紅葉はテンション上がりますね。
拝観料500円(11月のみ。通常400円)を払い、靴袋をもらって中に入ります。

カメラ行列ができる源光庵の丸窓・四角窓の紅葉

奥へ入っていくと丸窓と資格窓の部屋に到着します。
こちらが、あの丸窓です。『ポスターをと同じだ!』と、高揚感。

こちらは四角い窓。

窓には名前がついていて四角いほうが「迷いの窓」、丸いほうが「悟りの窓」
四角い窓は人間の生涯を角型として象徴。生老病死などの四苦八苦を表していて、丸い窓は大宇宙を象徴し「円通(えんつう)」の心を表しているそうです。

円通の意味を引用しました。

智慧によって悟られた絶対の真理は、あまねくゆきわたり、その作用は自在であること。また、真理を悟る智慧の実践。

引用元:goo辞書、デジタル大辞泉(小学館)

迷いへの答えは、見る人がそれぞれ解釈するものなのでしょうね。

この窓を写真に収めるために行列ができていました。
しかし心配は要りません。

写真を撮ったらすぐに次の人に譲るという暗黙の了解を皆が理解していて、サクサクと順番が来ます。

血塗られた手形・足形がくっくり残る血天井

迷いの窓、悟りの窓の部屋を出て奥へ進んでいくと、伏見城の血天井のある部屋に到着。

伏見城の床だったもので、源光庵に移築し天井として使われています。

なぜ床に血の足跡や手形があるかですが、遡ること関ヶ原合戦時。
石田三成の挙兵を受けて合戦が開始します。

その時、徳川家康の多くは会津征伐に出向いていて、西の守りが手薄な中、重臣・鳥居元忠は京都の伏見城を守っていました。
京都といえば石田三成のいる大阪城とは目と鼻の先。
挙兵ともなれば伏見城に大軍が押し寄せるのは明らかですが、家康軍は会津へ出向いている状況。

鳥居元忠自身もこれを十分に理解し、死を覚悟して伏見城を守る役目を引き受けたのではないでしょうか。
ちなみに兵力は石田三成は1万以上、鳥居元忠軍は2000も満たないほどだったと言われています。

挙兵の翌日、石田三成軍に攻め入られますが、明らかに差がある状況でも鳥居元忠は家臣と一丸となって奮闘。
10日も持ちこたえましたが、ついに伏見城は落城します。

落城した時、鳥居元忠、当時の家臣ら約300人が自刃し、その当時の床が天井になっているのです。

あえて天井にしたのは、供養のためなのだそうです。

天井にばかり目が行きますが、立派な鳥居元忠の位牌がありました。

徳川の家紋もしっかり。

深い意味がある丸窓・四角窓からの紅葉、とても素敵ですよね。
混雑していなければ、ゆっくり静かに考え事などしたいと思える場所でした。

そして当時の合戦の様子を感じられる血天井、鳥居元忠の奮闘が体感できる場所もあります。
源光庵は紅葉シーズンが一番有名ですが、新緑シーズンもまた違った印象で人気です。

源光庵近くには、秀吉が築いた御土居もあるので一緒に見に行ってみてはいかがでしょうか。

その時のレポートもアップしているのでよかったら御覧ください。

ブラタモリでもおなじみ!秀吉の土木工事の跡「大宮御土居」で御土居餅を食べる

鷹峰山寶樹林 源光庵

住所:京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
時間:9時~17時
拝観料:大人 400円(中学生以上)11月は500円
子供 200円(小学生)
電話:075-492-1858
駐車場あり(普通車約20台、バス1台)
※11月はバスの駐車不可、普通車の駐車不可の場合もあるそうなので一度問い合わせするか公共交通機関がおすすめです。

詳細は京都府観光ガイドにて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ:戦国ネタ