石田三成の陣跡「笹尾山」へ登ろう!【関ケ原古戦場完全ガイドvol.1】

関ヶ原古戦場めぐりの中で、ダントツの人気を誇る石田三成の陣跡「笹尾山」
徒歩5分で山頂に行ける手軽さと、山頂から望む関ヶ原町の絶景、山頂の関ヶ原合戦の音声案内のクオリティ。

これだけでも行く価値アリですが、島左近の陣跡もあり、麓の馬防柵が合戦感を演出してくれています。

「ここが石田三成の陣跡か・・・。」と思いを馳せるもよし、景色を楽しむのもよし。
はじめて関ヶ原古戦場めぐりをする方に、おすすめのスポットです。

※なお、東西両軍の陣営や場所、関ヶ原合戦全体を知りたい!という方は次の記事をご覧ください。
→【関ケ原古戦場めぐり・地元民による完全ガイド!トイレ情報あり

麓にある馬防柵と石田三成の目線をイメージしたオブジェ

駐車場は関ヶ原古戦場の中でも最大規模の20台超えとゆとりが十分にあります。
降りて見てるのは馬防柵と大きなオブジェ。

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唐突に史跡らしくないものが現れて、びっくりする方もいるでしょう。

こちらは彫刻家の緒方良信さんという方の作品。
緒方さんは世界的に有名な彫刻家で、イタリア在住。この作品は「無限時空」といって、2000年の関ヶ原合戦400年祭りの記念に建てられたものです。

説明看板には以下のように書いてありました。

角は力強さの象徴であり、割開かれた隙間は未来に向かって開かれた空間であり、そこから新しい何かが生まれでる予感を表す滴を持つ兜

よく見ると兜に見えますね。
後ろのしっぽは何を表してるかは、特に記述がありませんでした。

この穴から見える方向に徳川家康の最初陣跡である「桃配山」が見えます。
笹尾山にいた石田三成の目線を体感できるオブジェになっています。

ぜひ穴を覗いてみてください。鉄塔が見える辺りが桃配山です。

麓には島左近の陣跡

銃で討ち死にしてしまった島左近の陣跡が石田三成の陣跡の真下にあります。

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島左近といえば関ヶ原合戦当日、この関ヶ原ウォーランドのコンクリート像のように敵将押され討ち死にします。
しかし前日に行われた杭瀬川の戦いでは、東軍の中村一栄(かずひで)、家老の野一色頼母(たのも)らを討ち死にさせ、大きなプレッシャーを与えます。

杭瀬川を挟んでわずか3キロあまりしか距離のない東軍の本所地・岡山。ここには徳川家康が陣をはっています。
島左近は石田三成から500余の兵を託され、宇喜多秀家からは家臣の明石全登に800余の軍勢を預け島左近隊の後ろに構える姿勢で着陣。

島左近は東軍に直接ぶつからず、伏兵を川岸に残し、一部の兵で川を渡り東軍を挑発。
その挑発に乗ってしまった中村勢は伏兵により挟み撃ちされ、大打撃を与えられます。
その様子を見ていた東軍の有馬豊氏(摂津有馬氏のいち族有馬則頼の次男。合戦後は丹波六万石に加増、大阪の陣でも活躍し筑後久留米二一万石に移封)は、援軍を送ろうとしましたが、西軍の明石全登勢が構えていたため救援ができず。

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家康の陣で東軍が大きな打撃を与えられる結果となり、家康が井伊直政本多忠勝に撤兵させます。
島左近らはこの勝利で西軍の士気を高めるのが目的だったと言われています。

関ヶ原の史跡は詳しいことは書かれていませんが、大垣城の場内の展示には杭瀬川の戦いについて詳細な説明があります。
西軍ファンの方は大垣城にも足を伸ばされると良いかもしれません。

馬防柵は使ったかどうか定かではありませんが、合戦感を感じられる演出ですね。

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週末には武将隊の島左近さんがこの付近にいらっしゃいます。
記念撮影も応じてくれるようですので、もし見かけたらいい思い出づくりになりそうです。

たったの五分で頭頂・絶景が広がる

急な坂道ではありますが、約5分で登頂できる気軽な史跡です。
そこまでフル装備でなくとも登頂できます。とはいえ、あまりに高いヒールや短いスカートは遠慮したほうがいいと思います。
風は強いとスカートは危険なので、女性の史跡巡りはパンツスタイル+スニーカーがおすすめです。

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階段には手すりがあるので、ゆっくり自分のペースで登れます。
降りるときも安心です。

到着まで5分。

関ヶ原一帯が見渡せる眺望が素晴らしい場所です。

石田三成の陣は、ウォーランドではこんな感じで表現されてます。

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整備される前は以下のようなちょっとゆるい雰囲気がある史跡でした。
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音声解説もあるので初心者もおすすめ

こちらの高台からは松尾山がみえます。

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松尾山からのビュー。反対から見るとこういう感じなのだとしみじみ。

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関ヶ原合戦案内図と音声解説もあります。こちらの案内図は年表や軍の数なども詳しく書かれていました。
整備後は新しい音声解説になり、よりわかりやすくなっています。

あっさり5分で登頂できるので、ぜひ関ヶ原合戦場周りに来たら行ってみてください!
さすが西軍のリーダーの陣跡なだけあって、スター感を感じます。
案内図と音声解説とユルもの探しもついでに楽しめます。

松尾山を臨みながら、あそこから小早川秀秋に攻められたのかと感じてみるのも面白いかと思います。

※東西両軍がどのように陣を張ったのか、全体を知りたい!
史跡巡りに行きたい!という方は次の記事どうぞ。
アクセス方法、おすすめの回り方、トイレ情報までまとめています。

→【関ケ原古戦場めぐり・地元民による完全ガイド!トイレ情報あり

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カテゴリ:関ヶ原古戦場