関ヶ原ウォーランドの館長と行く「大関ヶ原展ツアー」のレポート

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関ヶ原といえば、天下分け目のあの戦いが起こった聖地です。その関ヶ原の戦いを扱うテーマパーク「関ヶ原ウォーランド」。

浅野祥雲先生のコンクリート像でお馴染みのテーマパークゆえ、珍スポマニアの聖地でもあるこの場所は、歴史愛好家にとっても聖地のようです。

珍スポも歴史も好き。そんな両刀にとってはどっちに振っても美味しい「関ヶ原ウォーランドの館長と行く、大関ヶ原展ツアー」。

いやー、楽しかった。ウォーランドを真面目に歴史目線でみたのは初めてでしたが、こんなにすごいものだと思いませんでした。濃くてゆるくて深くて、なんだかホッコリ。そんなツアー。

すっかりウォーランド、もとい館長のファンになってしまいました。

とりあえず朝早くに関ヶ原ウォーランドに集まる

参加するツアーはコレ。
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達筆の館長からご丁寧に最終確認のお手紙が出発前に届く。

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この日の回る場所。
六条河原(車窓)がめちゃ気になる!!

なんでwww

・京都の大関ヶ原展(京都文化博物館)
・三条河原 瑞泉寺・関白秀次の墓
・六条河原 石田三成斬首の場所(車窓)
・琵琶湖大橋 道の駅(休憩)
・ラ・コリーナ(買い物)
・安土城

もう、お手紙の時点でテンションマックス状態で、いそいそと早起きして関ヶ原駅へ。

ここが関ヶ原駅。
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駅を降りるとこの看板。なんかもうクオリティを凝縮してますよね。そう、すごい戦いの割にはなんにもない感じです。
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そしてウォーランド着。
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実はウォーランドは初めて来た

ウォーランド。都民時代からB級スポット記事を読んでは「ああ行きたい、行きたい」と隣の席の同僚(愛知出身)にこぼしつづけ、「ホントに(行ったことないくせに)ウォーランド好きだね」と、しまいには聞いてもくれなくなる。いつのまにか岐阜に戻ってきたけど、誰も同行者を見つけられず、珍スポマニアの友人が出来ても、なぜか岐阜県は優先度が下がるらしくめったにツアーも決行されることもなく。気付けば8年位経過。まさかこんな機会に行けるとは。

珍スポ売りももちろんしてます。祥雲先生の作品集も売ってました。
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早く着いたので、すこしだけ園内を見学させてもらいました。

入って早々吉川広家。南宮山で動かなかった隊。
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よく見かける可児才蔵と、斬られてる武士。

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返り血を浴びる可児才蔵
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死を覚悟する武士
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東軍の家康。ここから江戸時代前夜のようなもの。
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こんなに色鮮やかなのはつい先日、銅像修復会があってペンキが塗り直されたからです。
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一瞬「新・ノーモア関ヶ原合戦」かと思えば「祈・ノーモア関ヶ原合戦」でした。
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武田信玄公もそうおっしゃってます。ウォーランドのアイコン的な存在です。
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園内を満喫したら出発

続々と参加者たちが集まり24名全員埋まって、京都などでも人が合流するとのこと。
なんか大盛況です。

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コレがバス
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なつかしの気持ち悪くなったとき用の袋。
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館長の巧みな話術とホスピタリティ精神でバスの中もすっかり楽しい歴史講座に。

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前回からの続きです。バスに乗って2時間ちょっと。到着したのは、京都文化博物館。
大関ヶ原展IN京都を見るためです!

関ヶ原の戦いに関する講和数を50以上お持ちの館長。そんな関ヶ原WIKIみたいな館長と関ヶ原展を回れるなんて、最高ですよね。ワクワク。

大関ヶ原展はメッチャ面白かった

みんなで博物館まで歩きます。
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つきました。大関ヶ原展。
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このようにチケットが配られます。
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ここからは撮影禁止なので文章だけですが、最初に博物館の方から大関ヶ原展に関する解説をいただきました。館長いわく「VIP待遇ですよ。皆さん良かったですね!」とのこと。

そして館内を回りますが、週末なので激混み。おのおので見て回ることになりました。館長が近くに居ると、いろいろ情報やら解説を教えていただけました。原画もおもしろいし、書状の内容もおもしろかった。甲や鎧も見応えあるし、大関ヶ原展はかなり大満足です。

ちなみに関ヶ原情報盛りだくさんの館長と関ヶ原展を回るなんて、時間足りるの〜!?という心配は不要でした。
意外とここはコンパクトでしたね。思いの外。どうやらスペースの関係上、前期後期に分けて展示を変えるようなので、2回見に行くのが一番よさげ。

その後は歩いて三条河原と豊臣秀次の墓へ

なかなか楽しいこのツアー。まさかの徒歩10分〜15分かけて三条河原に行きました。
このクオリティはなかなかないと思うw 

高瀬川。大村益次郎など幕末志士のお話を聞きました。この付近に池田屋跡があって、はなの舞があるという話を聞いたすぐのことだったと思います。混み合っていたので余り聞こえず。謎の集団が高瀬川を見つめているさまを外国人観光客たちが怪訝そうにみていたことだけは覚えていたり・・・

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その近くにある瑞泉寺。豊臣秀次の菩提寺です。
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豊臣秀次は豊臣秀吉の養子(姉の子)。茶々との第1子、鶴松の死後、すぐに秀次を養子にし関白まで譲ったのに、秀頼の誕生で急に疎まれる存在になってしまった悲運の人。その結果、あらぬ疑いをかけられ切腹させられてしまったわけです。小牧・長久手の戦いでは秀吉軍の総大将を務めていましたね。(すぐに撤退してましたが)

よくよく考えると豊臣の血が最高に濃い人だったわけで。ドラマなどではヘタレキャラで描かれがちですが、見方が変わりました。

記念撮影のためにシャッターを切る館長。「え、ここ!?」くらいにマニアックな見物場所なんでしょう。通行人の視線を浴びる。

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秀次のお墓。蚊が多いのが難点ということで、館長が用意してくださった虫除けスプレーで、全員完全防備。
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瑞泉寺の解説はこのサイトがわかりやすいです。

立派な本堂です。
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ここが自害の現場。「悪人」と称されて切腹した秀次。秀吉の仕打ちがひどすぎて心から引く。

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あらぬ疑いをかけられ、秀次一家30数名(奥さん、子供などなど含め)が死に追いやられるというおぞましい事件の結果。その被害者の名前が列挙されています。
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7月15日がその不幸のあった日。
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館長がなぜここに連れてきたかというと。「秀次の無念腹」について私達に知って欲しかったからなんだそう。
まず、女子供まで犠牲になって身内を殺すなんていうとんでもない事件について「どれだけやりきれない思いだったか」という点。有岡城の戦い後、荒木村重の奥さん、家臣などが信長に処刑された時並にゾッとする事件です。

それが敵ならまだしも、おじさんですもんね。
どんな気持ちなんだろう・・・

そして「豊臣秀次が生きてたら関ヶ原の戦いの結果は違っていたかもしれない」という。関が原の戦いファン的にはイキイキするようなお話も。

そして、秀次切腹説の新説を「そんなわけない」と館長的には賛同しかねるということで、一蹴したりと、非常に濃い解説をいただきました。

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完全に、秀次に対して見方が変わってきた。
カツイエ的にも豊臣ファミリーについてはもっと知りたいところ。

そんなこんなで十二分にマニアックなスポット瑞泉寺を堪能しました。
さすが館長といくツアーは一味も二味も違う。

なぜか三条河原で石を撫でる

三条河原到着。木の下の石は開運するとかなんとかで、全員でナデナデします。
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弥次喜多道中のヤジさんとキタさん像。
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時代は幕末。池田屋事件の擬宝珠に残る刀痕。
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有名なスポットだそうで。下記サイトが詳しいです。

池田屋騒動 三条大橋 擬宝珠 刀傷
刀痕付近の環境 …

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瑞泉寺からの続きです。
ここから先は六条河原(車窓)と安土城。その他バームクーヘンを買うという謎の旅程が入ってますがw

ランチが豪華で六条河原はスルーされた

ちょうど三条河原からバスに乗った時にはお昼。お弁当が配布されました。
めっちゃ豪華でびっくり。

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エビが入ってる。すごいなあ。
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ということで、館長はお弁当を配り終えてから、ずっと話してくれていました。当然召し上がっておられず。
私達は普通に食事に夢中になっていたところ、気付けば滋賀県に突入。あれ・・・六条河原は?
道が変更になったので、六条河原はルートから消された模様。しょんぼりスポットだというので、まあいいですよねという流れになってました。

なんでそんなにバームクーヘンを・・・

ラ・コリーナ近江というのは滋賀が産んだ大ヒットスイーツ、クラブハリエのバームクーヘンの直売所なのです。
ちなみに誰が切望しているかというと、関ヶ原ウォーランドのスタッフさんなんだとか。館長はみんなの期待を一心に背負っているため、バームクーヘンを諦める訳にはいかないそう。なんかほっこりする理由w

1件目は混雑しすぎて安土城に行けないのでスルーになり、安土城のあとに本店に寄って無事に購入出来ました。
ついでに私たちもバームクーヘンを買ったりしました。

こういうクオリティがもう面白いですねえ。

安土城も楽しかった

最後は安土城にみんなで登ります。この日は信長まつりなので入山がタダの日なんだとか。
館長と信長役の方。なぜかツーショットを撮る我々。

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祭りなので火縄銃を打ち込むパフォーマンス。音めっちゃスゴイ。
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安土城の特徴は材料に石仏が使われていること。普通に仏像が階段の中にいます。
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みんな撮影に余念がありません
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石垣。美しいですね。
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石垣その2、安土城は8回来たことがある館長がいろいろ解説してくださいました。
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天守到着。柱の数スゴイ。
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もう少し下に降りてきて見た景色。琵琶湖ですね。
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そんなこんなで旅は終了

バスの中はずーっと館長による歴史講座。バスに載ってるだけで関が原の戦いを軸にした歴史話がたくさんきけます。参加者さんも本当に関が原が好き、館長が好きな方が多いので、仲良くなりやすいと思います。

しかもタクシーでウォーランドへ行った私たちを車で駅まで送ってくださるという親切さ。
泣けますねえ。

おみやげにはなぜか新玉ねぎ2個と三英傑湯のみ。
重いので期待してたんですが、たまねぎとはびっくりしましたねえ。
こんなクオリティ出せますか!?神がかってますね。

普通に美味しく調理していただきました。ありがとうございました。

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このツアー、ホントに楽しかったです。参加者の方ともお話できるし、館長がとにかく歴史の造詣が深いのでいろいろ勉強になりました!今度はウォーランドをきちんと歴史目線で回るのが目標!

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カテゴリ:戦国ネタ