2014年11月30日
キリシタン千人塚と博物館と幼稚園のカオスっぷりが気になる栄国寺〜古渡城など
先日名古屋市の一大町中イベントやっとかめ文化祭の、歴史街歩き「ここから城下町 橘」に参加してきました。今回は見知らぬ人と歩くので、ぼっちじゃない!!
旅人の胸騒ぎ、庶民の喜怒哀楽… 尾張名古屋は大木戸から始まる | やっとかめ文化祭
華やかな演劇小屋の跡から、城の石垣跡、キリシタンの墓まで地味に面白いコースでした。
徳川宗春の経済効果が芸能を育てたというコース
本日のコースは東別院→古渡城跡→橘座→栄国寺(キリシタン千人塚)→西別院→大須観音という渋いコース。
ガイドの伊藤さん。人気者のおじいちゃん。
まずは東別院の東門。毎月28日は野菜が売ってるマーケットになるそうです。
古渡城跡。織田信長のお父さんが那古屋城を信長に譲って、ここに拠点を置いたという場所。碑しかないので、城を感じにくいですが、寺の中にひっそり佇むところがまたいい感じ。
てくてく歩くと、お寺の街らしく法衣屋さんが2軒ほど。こんないい雰囲気の場所があるとは知らなんだ。(無理やり名古屋弁)
尾張徳川家7代目藩主の徳川宗春が芸能で経済を盛り上げようと、その時代はこの辺りに園芸場やら遊郭やらがたくさんあったんだそうです。
やっとかめ文化祭も「芸どころ名古屋」は宗春の時代に作られたというストーリーがありますが、その一部を垣間見たわけですね。
伊藤さんは参加者のお父さんを捕まえて「江戸時代ならここで遊べたのにね―(・∀・)ニヤニヤ」。お父さん苦笑い。おそらく伊藤さんテッパンの冗談は、秋の空とともにから回っていました。個人的にはその様子、笑いを堪えるのに必死でした。
ここが当時大人気だった演芸場「橘座」。現在は高校になっているので、この看板は高校が作ったレプリカです。
崇覚寺には石垣あとがちょっと残っているのでそれを見に行きました。
その途中にある変なオブジェに心惹かれたので石垣より必死に撮影してしまいました。
ハト??
キリシタン千人塚は幼稚園併設というカオス!!
個人的に栄国寺には驚きました。キリシタン博物館と幼稚園と寺がセットになったカオスっぷり。
園児は泣かないのか心配。
今日博物館でキリシタンが集めた素晴らしいものを見せてもらえるはずでしたが、法事で住職不在なので外観しかみられず。マリア観音像とかあるみたいです。入場料は100円。
千人塚跡も見ましたが、砂利が敷かれたなんかこざっぱりした塚でした。
めっちゃ駐車場感でした。
立派な本堂には普通の仏像がいるそうです。
そして西別院で「西別院のことも覚えていてくださいね」と職員さんがアピール。地名や駅名にもなってるから東別院は知名度バツグンですが、これからは忘れません。
お寺の中には明治時代の医学学校跡の立て看板があります。元学びやだったようです。
てくてく歩いて最後は大須観音。この日は武将隊参加デーらしく、前田慶次がいました。
ホントにイケメンで親切。
そんなこんなの街歩きしながらの歴史散策。
全然知らない歴史を知れて面白かったです。