【レポート】第13回名古屋歴史ナイト、津島信長街歩き&交流会

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4月15日(土)に名鉄津島駅に集合し、織田家縁の場所を散策する街歩きと交流会を行いました。
雨が降ったり、電車が遅れたりとスタートはてんやわんやでしたが、無事に開催することができました。

今回はライトニングトークなしの、2時間交流会という初の試みでしたが、2時間があっという間。
歴史をきっかけに話がつきない感じでした。



織田家にとって津島は重要な財源


今回の参加者は16名。
津島市のボランティアガイドの恒川さんと渡辺さんのコンビで案内をいただきました。
この日は大きな事故があったようで、電車の遅延が心配されましたが無事に揃いました。

天気も悪く、雨も強かったのでレインコートなどを用意。
悪天候の街歩きに備えます。
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今回の街歩きのコースは以下の7箇所。
・雲居寺
・成信坊
・織田信長が100%通った道
・井戸
・観光協会
・清正公社
・お旅所

恒川さんの解説がとにかくたくさんあるので、1箇所の情報が濃かったです。
まずは雲居寺(うんこうじ)。お寺の隣りにある不動院という場所は、織田信秀時代の接待所として使われていたそうです。信秀は勝幡城からここまででてきて、京都あたりのお客様と面会していたとか。

津島は信秀時代の話がわりと中心になります。

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そしてお隣のメインの雲居寺は、織田信長の家臣服部小平太の菩提寺です。
服部小平太は桶狭間の戦いで今川義元に一番槍をつけたことで知られている武将です。
しかし、実際は義元に反撃され膝を斬られたため、首をとったのは毛利良勝と言われています。
本能寺の変以降は豊臣家に仕え、3万5000石を与えられましたが、関が原の戦いの5年前に秀次が失脚。
領地は上杉景勝に預けられ、切腹させられるという悲劇の武将のようです。

「津島出身の武将はなかなか出世しない」とこぼしていました。

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雲居寺には300体もの仏像があるお堂があります。
ひとつひとつの仏像の顔が違うので非常に凝っているもの。
大正時代か明治のものとのことで、歴史は新しいですが非常に立派です。

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雲居寺を出ると今度は「織田信長が100%通った道」を歩きます。
この表現いいですよね。100%って80%とかもあるんでしょうかw

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その道に藤棚のマンホール。
津島は藤と祭りをデザインにしているのですね。

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その後は徳川家に守られたという成信坊へ。
坊と名のつくお寺は少なく、各の高いお寺なんだそう。

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津島の歴史・文化遺産によるとこんな説明が。

長島一向一揆のときに、教如上人の身代わりとなったことなどの功績から津島御坊の称号を授けられた。山門を入ると境内には石臼に使用されていた石が敷かれていたため、俗に「ひきうす寺」とも呼ばれ、今もその一部が残っている。市指定文化財(彫刻)木喰明満作木造薬師如来坐像がある。


恒川さんからもこのような説明があり、石臼の石がびっしり敷き詰められた場所を見ました。

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こちらは本物の石臼。道に使われているものは家庭用でこぶりなものなのだそうです。

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立派な本堂。
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最近屋根の修繕をしたそうで、昔使われていた屋根の飾り瓦。
とにかく大きくて驚きます。
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成信坊を出て清正公社へ。
ここは加藤清正が少年時代に過ごした場所で、泥棒を追い払ったという逸話があるそうです。
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道中、尾張津島天王祭の時に稚児が出発する稚児門のあるお宅の前でお祭りの説明。
1年に1回しか開かないそうです。
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こちらは観光協会で見た尾張津島天王祭のちょうちんを再現したもの。
とにかく立派です。ここで休憩&祭りのDVDを見ます。
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観光協会の方が親切でお土産に分厚いポケットティッシュをくださいました。
今どき珍しい厚さだよねと、参加者さんにも好評でした。


最後は織田信長が天王祭を見たと言われるお旅所まで歩きます。
道中、昔は天王川だったけれども埋め立ててしまった跡がわかるスポットも通りました。
なだらかな坂道になっていて、高低差で川だった場所かどうかを体感。
こういうブラタモリ的な案内楽しいですね。

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そのあと交流会の会場、本町ラクザに寄っていただき楽しい街歩きは終了しました。

本町ラクザは江戸時代からの古民家を改修し、イベントなどが開催できる場所。
キッチンがあるので、飲食系のイベントもできます。

ほっこり楽しい交流会


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ライトニングトークもなく、ただご飯をみんなで食べて喋るだけという交流会を行いました。
お食事はシーズンカフェ茶の間さんにお願いしました。

豆のおにぎり、桜えびのおにぎりの2種類
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レンコンつくね、長芋の和物
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優しい味でとっても美味しかったです。

そして食後は抹茶!
じつは津島は貿易がさかんだった歴史があり、京都からの茶文化も早くに入っていたそうです。読売新聞の東海100城の記事より引用すると、尾張の喫茶文化は津島の茶文化につながっているのではないかとのこと。

茶の文化が根付き、田んぼのあぜで抹茶をたててみんなで飲むという風習が、愛西市などで近年までみられたという。


というわけで、抹茶も出していただきました。
たくさん飲めるように多めに入れていただいたのが嬉しかったです。

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約20人分の抹茶を点てるため、2つ茶筅をくっつけての技を披露するご婦人。

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あっという間の2時間で、楽しい時間が過ごせました。
今回は5歳の城ボーイも参加し、大人と楽しそうに城談義をしていました。
参加者さんもとてもフレンドリーで、変に固まることなく自然と交流しておられます。
私も参加者さんの歴史談義に入れていただいて、松平忠吉についていろいろ教えていただきました。
早死してしまったので、生きていたら初代尾張藩主だったかもしれないという「たられば」を話おもしろかったです。

そして記念撮影。
雨も上がって新聞紙カブトをかぶって撮影できました。

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その後、時間の都合で行けなかった津島神社に行くグループも。
津島神社は豊臣秀頼、秀頼、井伊直政の娘で松平忠吉の妻が寄進した門などが見られます。

今回は雨で足場が悪かったですが楽しく津島を歩けて、交流もできてとても楽しかったです。
こういう穏やかな街歩き&交流会もいいですね。

また気候の良い時に企画したいです。

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カテゴリ:名古屋歴史ナイト