【レポート】8人の猛者が地元を推す!歴史ナイト初の東西地元愛合戦

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1月21日に第12回名古屋歴史ナイトを開催しました。
東西各4名の登壇者が地元の歴史について語るプレゼン大会を行いました。
参加者さんが東軍か西軍のどちらかに投票し、勝敗を決めるという初の試み。

登壇者のプレゼンをメインイベントにするという、他力本願なものですがこれがめちゃくちゃ楽しい!
何回もイベントをやっていますが、今回は参加者さまも、実は歴史に興味はそこまでないスタッフもみんな楽しそうでした。
参加者さまにも好評だったので第2回目をもう企画しております。

さっそくプレゼン大会の様子をお伝えします。

前半4名、後半4名の熱いプレゼン大会


今回は18時半に開演、21時10分終了というなかなかなスケジュール。
内容は4名のプレゼンを聞き、投票、開票、結果発表、記念撮影という流れ。

場所は矢場町のカフェs-5104さん。
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今回はチケット代が4000円、ワンドリンク食事付き。お高めですがほとんど飲食代、会場費の実費。
1次会と2次会がセットになっているような感じですね。
今回のお食事の内容はこちら。美味しかったです!

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開演1時間半前からスタッフが準備にかかります。
開場の設営から、配布物の準備、オペレーションの確認などなど。

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今回は時間厳守のプレゼン大会なのでタイムキーパーが必要となりました。
「あと5分」「あと1分」とカンペを出し、鐘を鳴らすという流れ。
鐘はティンシャを使用。
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今回は新規参加者、常連さんが半々くらいとう構成。
新規の方の比率が以前より増えてきました。ありがたや。

そしていつもどおり、音楽もなく「はい、始めます」で始めるユルさ。

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歴史ナイトは5回参加すると特別な兜飾り、10回参加すると金のカブトがもらえます。
今回は歴史ナイトの第2回目から連続参加してくだっさっている内田勝也さんが金のカブトをゲット。
歴史ナイト美術部の杉浦ちゃんのお手製作品です。すごいクオリティです。

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そしていよいよプレゼン大会です。

地元愛があふれるプレゼンが続きうっかりタイムアップ


前半の発表者は以下の通り。

1・東軍・臼井さん(中津川/岩村城など)
2・西軍・小椋さん(名古屋/徳川慶勝公)
3・東軍・中嶋さん(埼玉/忍城など)
4・西軍・山崎さん(広島/九州と毛利家の関係)

緊張の第1陣は第3回から来てくださっている常連の臼井さん。
高校時代は日本史用語集を愛読し、クイズを出し合うというモテない学生時代をすごした歴史好きだったとのこと。
みなさん自己紹介を聴いて「用語集をそこまで使い倒すとはすごい!!」とか、驚きの声が上がりました。
今回最年少参加者の中学1年の男の子も、すでに用語集をお持ちなのだそう。猛者すぎる!
彼のお父さんいわく「将来は臼井さんのように用語集でクイズを出し合うようになって欲しい」とのこと。
臼井さん「本当にモテなくなるから!」、とデメリットを真剣に説いていました。

プレゼン内容は女城主は直虎もいるけど、岩村城の女城主もお忘れなくということや、日本のマチュピチュ苗木城とその城主の話。
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中津川にまつわる伝説を紹介しようとしている時に、無情にもタイムアップの鐘が。
時間オーバーなしの厳しいルールですね。
写真は「信長の野望」の話の時。
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そして西軍1人目は初参加、初登壇の小椋さん。
テーマは尾張藩14代将軍徳川慶勝公のお話。

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初代の徳川義直、7代目の宗春はきっと聞いたことがあると思います。
しかしお恥ずかしながら尾張藩の殿様としては正直初めて聞いたお名前でした。

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その慶勝が幕末の動乱期、どんな活躍をしていたのかをわかりやすく紹介してくださいました。
前の時間オーバーを気にしてか、10分ピッタリ。
しかも秒数までピッタリという神業。
「徳川慶勝である!」がクールでした。

真剣に聞く参加者さん。
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そして2人目も初登壇の中嶋さん。
埼玉羽生市出身で忍城水攻めの話をしてくれました。

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しかしおまけの羽生市近辺の埼玉ローカルフード情報が大ウケ。
ゼリーフライ、フライ、古墳に桜。
いい街です。(行ったことはないけど)
後半で登壇いただくマリ先生は影響されて「翔んで埼玉」を買っておられました。

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そして前半最後は東京からお越しのギャガー山崎さん。
山崎さんは名古屋歴史ナイトでは大人気の登壇者さん。
2年前の桶狭間ナイトでお歯黒ネタで鮮烈なデビューを果たして以来、「山崎さんはいつ来るの?」とよく聞かれるように。
局地的な人気を誇っております。

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テーマは多々良浜の戦いなど大友、毛利の攻防戦について。
濃くて面白いプレゼンで皆さんを魅了しますが、山崎さんは時間オーバーの常習犯。
東軍1人目の臼井さんは容赦なく10分で切りましたが、「これだけ!あと1分」と押し切られ数分経過。
最後は安定の北村イジり笑
もうお約束ですね。

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そしてあっという間の前半戦の後は10分の休憩。
でもそれも瞬殺で終了し、後半戦へと進みます。

後半戦は調略あり、笑いありで盛り上がる


後半の発表者は以下の通り。
よく見ると大阪以外すべて愛知ですね。

1・西軍・衣笠さん(大阪堺市/千利休)
2・東軍・森野さん(長久手/小牧・長久手の戦い)
3・西軍・内田さん(江南、大口町/堀尾吉晴)
4・東軍・マリ先生(刈谷/水野勝成)

唯一の関西担当衣笠さん。
初登壇です。
コッテコテな大阪ノリでプレゼンが始まりました。
ヤバイ、あのノリに負けるかも。東軍が焦る元気良さ。
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衣笠さんのご実家がお茶の先生ということでお茶のたしなみについてのお話と、堺市の茶室やゆかりの地を紹介してくださいました。
なんとお正月に取材に行ってきてくださったようで、フィールドワーク有りのプレゼンです。
「わび、さび」のわび茶の開祖は利休でなく、村田珠光だそう。利休だと思ってた・・・

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しかし時間オーバー。無情にも鐘はなります。
最後に2月26日から徳川美術館で切腹前に利休が作った茶さじが公開されるそうです。

そして東軍3番目は森野さん。
意外と知らない「小牧・長久手の戦い」について長久手市民の主張を繰り広げていただきました。
小牧・長久手の戦いと関が原の戦いを土地と人の密集度で比較するなど、考察がおもしろかったです。
実は関が原よりも人口密集度の高い長久手合戦。
密集度が高いということは敵との距離が違いということ。

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そんな戦いがあった場所にもかかわらず、イオンやオシャレなお店など全く違う街になっている長久手。
議員さんも知識がないというのはいかがなものかという主張で、会場が湧いておりました。
個人的には長久手市はもっと発掘調査をしたら、歴史がひっくり返るようなスゴイ史実が見つかる可能性が高いのではと思っております。
無理でしょうけど。
長久手はイオンではなく、古戦場。

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西軍のラスト(総大将)は内田さん。
堀尾吉晴について話していただいたのですが、彼にまつわる資料が殆どなかったということをお話いただきました。
たしかに浜松城、松江城は彼の築城スキルがわかる場所ですが、そのくらいしかわからない・・・。
内田さんは本を探して臨んでくださったそうです。中日スポーツの4コマ漫画の作者、倉橋寛先生は同級生で、最近蜂須賀小六をテーマにした歴史小説もリリースしたそうです。
漫画も書けて歴史小説もかけるなんてすごいですね。

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大口町の裁断橋と堀尾吉晴の息子金助、その母の思いなどをしてくださいました。
息子を思って詠んだ歌が擬宝珠に彫られいるようで、名古屋市博物館にも展示されているとのこと。
そして柴田勝家と堀尾吉晴は仲がよかったという、勝家的に嬉しいエピソードも聞けました。

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そして東軍のラスト(総大将)は歴女医マリ先生。

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水野勝成の1番槍へのこだわりを面白おかしく紹介してくれました。
勝成くんはなかなかなクレイジーな人だったようですね。
大御所様に叱られても1番槍にこだわるのはなんなのでしょうか。

山崎さんも大笑い。

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勝成くんに愛着が湧いてきますが、カツイエ.comをカツナリ.comに変えられたのは大笑いしました。
北村いじり、今日は多かったなw

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そんなこんなで怒涛の投票、開票の結果「西軍が勝利」
裁判で勝った「勝訴」みたいな持ち方がツボでした。

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西軍で記念撮影。
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全員でも記念撮影。
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今回も本当に楽しい会でした。
みなさんの話がきっかけとなり、参加者の方の交流も活発だったように見えました。
こうして歴史を通して人が仲良くなる姿を見るのが一番のやりがいです。
偽善者チックですがw

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あと、やっぱり地域愛は面白いですね
もっと皆さんのプレゼンを聞き合って、それを参加者同士が仲良くなるきっかけに発展する。
そういう会を企画していきたいと思います。

さて次回の名古屋歴史ナイトは4月15日津島市で織田信長をテーマに開催いたします!
お楽しみに!

この記事を書いた人

北村 美桂
北村 美桂
岐阜県出身。約10年のWEB編集・ライターを経て、2013年から独立。「名古屋歴史ナイト」という歴史イベントも主宰。詳しく知りたい方はコチラ
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カテゴリ:名古屋歴史ナイト