プロレスドキュメンタリーというジャンルと『愛プロレス博2015~光~』で知った話 ーその1ー

IMG 6851 先日、まさかのDDTとスポルティーバの2団体試合を一気見し、9時間もプロレス会場にいました。

昨日気付いた味付けの一つがスポルティーバの「愛プロレス博2015~光~」で見た「ピュアな気持ち」を鑑賞するジャンル。あれはプロレスドキュメンタリーです。特にそうは謳っていませんが、そう解釈したらすごく納得できたのです。

これはすごいジャンルだ!!と思ったのと、プロレスの味付けの多種多様さに感動したのでこの記事を書くことに。

その大会まで、選手も運営もそれぞれのストーリーがある。そのストーリーもまたコンテンツになっていて、大会当日がその集大成の日。結果はどうなったの?選手はどうなったの? 待て待て、次号的な展開。起こった現実が結果なので、笑うし泣けるし。それを見て、元気になるし。最終的には「やっぱりプロレスは最高だ」と思うんです。

初めて知ったドキュメンタリーというジャンル


ドキュメンタリーですとは言ってませんが、私はこの興行はドキュメンタリーだと思いました。
それは、この大会の前からコンテンツを見続けているからです。

その結果がこの大会に集約された。
結末をたしかめに大会に来たと行っても過言ではありません。

それは完全な『ドキュメント』です。

それは、選手たちの成長を、鶴舞のスポーツバー「スポルティーバ」で毎週行われる「水曜プロレス」や、毎月最終土曜興行の「土曜プロレス」を通して見ているからです。

水曜カレープロレスに至っては、試合後は選手たちの公開練習を見ることが出来ます。
それを肴に酒を飲み、練習を見る。ここでしかできない楽しみ方なんですよね。


「ああ、あんなことができるようになったんだ」
「すごい怒られてる」
「そんな時こんな顔するんだ」

狭い店の中、選手たちの裏も表も見えているんです。

時々、水曜カレープロレスの後だと、試合後、斎藤会長や選手の佐藤泰さんが練習生について補足情報をくれたりします。
その情報も積み重なって、選手たちのことが人ごとではなくなって、愛着がどんどん育っていきます。

女子高生レスラー真利杏のデビュー戦で感極わまった


今回は女子高生レスラーの真利杏と、現役僧侶の阿部史典のデビュー戦が行われました。

ぶっちゃけ、デビューできるかどうかはわからないというギリギリなところだったのも知っています。
たまたまその試合も見に行ってました。

真利杏をリングで見た時は、セヴィウス選手(ベテラン男性選手)に思いっきりマットに叩きつけられていました。
経験年数の長い男性選手に、レスラー志望の女子高生がバンバン投げつけられているんですよ。

「腰! 腰!!」

見ている方はその投げられ方が本気すぎて、つい言葉が出てしまいます。
それでも彼女ができるのはエルボーだけ。

「ええーーそれだけ!?」

どうやら、ハデでなくても気持ちをきちんと魅せる試合ができるようにという教育指針があるようです。

甲高い叫び声を上げながら、相手に向かっていく姿。
そして「ありがとうございました!!」と90度以上も頭を下げる姿。
スマホ持って友達とアイドルだ、彼氏だ、LINEやらゲームに興じててもいいお年ごろの女子高生ですよ。

心が洗われますね。

中学生の時にプロレスラーになりたいとスポルティーバの門を叩き、2年。
容赦無い男社会、体力差があるにもかかわらず、男性選手と同じ練習。
明らかに無謀な挑戦。

辛くないはずない。絶対、山(超えるべきもの)が高過ぎる。
そんなのやらなければいいじゃない。

だけどそれでも気力だけで立ち向かい続ける姿をみていると、思うことがいっぱいになってしまう。

心が表現になるってそんなことってあるのか。

こんな表現できるのは、女子高生で未熟な今の彼女しかできないことなんだ。
すごいコンテンツを見つけた気持ちになって、目が離せなくなりました。

デビューできるかの最終テストが4月25日、4月の土曜プロレスで行われました。エルボーしかできないのに、5分間本気で何度も何度も立ち向かう彼女。そしてドロップキックを何回もセヴィウスに食らわす姿を見て「すごい、すごい!!ドロップキックができてる」と興奮したのを覚えています。

その時、対戦相手の水波さんが来ていて「感じるものがなければ対戦を辞退しようと思ったが、すげーくるものがあった」と感動されて、見事デビューが決まりました。

そして迎えたデビュー戦。相手はキャリア7年の水波綾(プロレスリングWAVE)。
もう、コスチューム来てリングに立ってる姿を見ただけで感極まりました。

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当然、水波の前では歯がたたないかと思えば、大健闘を見せる真利杏。
もう、技がかかるたび「真利杏!!!!」と叫ぶ自分に気付く。

他の場所からも女性の声で彼女の名を叫ぶ声が聞こえる。
みんな、おんなじことを考えているのだなあ。

私はわりと静かに試合を観戦する方で叫ぶなんてことは普段しない。

ヤジとか恥ずかしくてできないし。。。

でも、もうよくわからなくなって、ずっとなんかテンション高かった気がします。

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結果的には負けてしまったけど、その戦いぶりを称える水波選手の懐の大きさにも感動。
水波選手めっちゃ、男前なんですよ。あー、ああいう系の女子選手大好きだったなあ。
ついでに、女子プロに興味が湧いてきた瞬間でもありました。

プロレスを新しい目で見るきかっけになった

この試合はまだ第1試合。

ずっと真利杏を見てきた知人たちの反応を見ても、なんだかとてもいきいきしてた。
みんなやっぱりおんなじことを考えているのだなあ(2回め)

今のプロレスは演出やビジネスを競い合っている部分があり、この面白さを私はこの試合に誘った知人に伝えきれなかったことを悔やんでいました。

こんな仕事しときながら、なんなんだろう。
めっちゃモヤモヤするわーー。

だけどこの試合を見て私がようやく明文化できた気がします。

これはドキュメンタリーなんです。
普通の試合のブッキング内容がどうのこうのとか、演出がどうのこうのとかではないんですね。

試合の演出とかそんなのではなく、ナマモノの本気とか人の気持ちや成長を重ねて追うもの。
だからもっと次の成長や展開が見たくてたまりません。

すごいコンテンツだ。

ちなみにこれ、まだ第1試合なんですよね。
もっともっと思ったことがあるので、続きはその2で。

一緒に観戦したプロレス観戦仲間のブログ。
非常にスマートかつ、思いが溢れる記事でした。

バッファローマンさんの牛頭蛇文! : 久々のリングサイド報告

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カテゴリ:毎日カツイエ