【ぶらり歴女旅その2】賤ヶ岳の戦いで勝家が築いた陣城「玄蕃尾城跡」

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ハッピーニューイヤー!2015年来ましたねー!
今年もグダグダゆるゆるの歴史ブログ「カツイエ.com」にお付き合い下さいませ。

新年1つ目の記事は、ぼっち歴女旅の続き。
賤ヶ岳の戦いで勝家が築いた陣城「玄蕃尾城跡」です。

ぼっちといいつつ、この旅には同伴者がおりまして、長浜市のボランタリーガイドのお姉さま(趣味:登山)です。北村母より年上のお姉さまでした。

念願の玄蕃尾城は福井県敦賀市によって、重要文化財としてきちんと管理されてました。
土塁跡などもきちんと残っていて、勝家の戦術の巧みさを味わえる場所でしたよ!

玄蕃尾城まではとにかくわかりにくい


玄蕃尾城跡は特に案内も出ていない上、静かな山なので一人で行くのはさすがに怖すぎ。
本来は2人以上からしかガイドさんをお願いできませんが、観光協会にゴリゴリお願いした結果、「そんなに行きたいならいいですよ」と特例でOKしてもらった次第。

こんなとき「ぼっちの限界」を感じてちょっと物悲しくなりますが、「なんとかならないか」を諦めなければ、案外どうにかなるもんです。はい。余談でした。

柳ヶ瀬トンネルという元電車のトンネルだった細ーーいトンネルを超えて玄蕃尾城に向かいます。

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まさかのこれが入り口を案内する看板。

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この信号のすぐ脇の道を入るので、見逃し注意でいきましょう。
1台づつしか行けないみたいですが、信号がメッチャ長いので短気な人が荒い運転する可能性があるので、お気をつけてお入りください。

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しばらく山道を車で進むと、なんとなく駐車場につきます。

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なぜかこんな小屋が。

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見学に来た人は名前を書くみたいです。書いておくと万が一に備えられるので、一人できた方は書いておくといいと思います!

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「玄蕃尾城」=「刀根坂超え」の場所


本丸までは山道を30分位進むことになります。その途中、「刀根坂超え」の看板をみてしまいました。こ、これは!!

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姉川の戦いの時、逃げる朝倉軍に織田信長が追い打ちをかけた「刀根坂」

刀禰坂の戦い 朝倉軍壊滅す!



こちらのほうが有名なんですかね。玄蕃尾城の看板が枯れ葉で埋まってる・・・

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謎のトンネル。これはもともとこの辺りが国道だったようでその時使っていた電車のトンネルなんだそうです。「国道・・・!?」にはとても思えない山中ですが、明治時代くらいには立派な道だったとか。

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ここが刀根坂の戦いの現場。広い道です。玄蕃尾城を見に行くと、ついでに刀根坂も視ることになるのでオトクな気分が味わえます。

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敵が攻め込んでも一気には撃ち落とせない仕組みになってる城


玄蕃尾城は卍型構造で、名古屋城と同じと聞きました。
図を見ると卍型には見えませんが、陣城なのでいかに敵に攻められにくいかが構造のポイント。主郭までストレートに行けないような複雑な作りになってます。どの方面から攻められても対応できる作りが特徴です。(東は断崖絶壁なので未対応)

これは長期戦を見越した準備だったのだそうです。どっかで聞いた話ですけど、姉川の戦いの信長VS浅井長政も籠城戦で3年間。わりと秀吉軍の配置は手薄だったり、ここまで用意周到になっていないのが特徴。長期戦であれば勝家軍が勝利したのではという見方もあるそうです。

この城マップをみると、カツイエびいきだからというわけではなく「戦準備」の周到さを味わえます。

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そのまま残る土塁跡。迫力ある。

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ずいぶんな高さの土塁だったんですね。築城約数ヶ月とは思えない。

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特徴的な馬出。どこからでも出撃できるよう、馬出が2箇所あります。

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南虎口

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ずいずいと登ること数十分。ようやく本丸です。メッチャ広い!!

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ちなみに山の下の方はこのように水はけの悪さが目立ちます。
この日は快晴でしたが、朝は雨が振り、麓だけ雨上がりになっていたそうです。

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余談。割り箸忘れた事件


ココが山頂。なんだか人が多いのは勝家ファンでも山城ファンでもなく、野鳥の会の観測会のみなさんです。珍しい鳥を観測できるということで人気があるそうです。

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私の弁当。早朝に弁当が売っているのはコンビニしかないので、たいていおにぎりとおかずセットを選びます。ひっくりかえってもそれほど崩れないし!

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なんとコンビニでお箸が入っていないことに、山頂で気付きました。
ここ、山頂なんだけど・・・

これは手づかみで食べるしか。。。と思っていたら、ガイドさんは山プロフェショナル。
「こういう時は、使えそうな枝を折って割り箸にするといいよ」と教えてくれて、下記のような枝割り箸を作ってくれました。

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わースゴイ!とテンション上がっていたら、野鳥の会のお姉さまがやってきて「割り箸あまってんでー」といって、割り箸を置いていきました。割り箸ナシからいきなり2膳!!

気を使う女子としては、枝割り箸で半分、普通の割り箸で半分食べました。


まとめ


玄蕃尾城はわかりにくい!でももう一回知識を詰めて登って味わいたい。
そういう場所です。

一人で山にのぼってる人もいましたが、その人は熊よけ鈴をつけてましたし、親子連れがワイワイしながら登ってくることも合って、まあまあ天気のいい日は何人か人に出会いました。

とはいえ、ぼっち好きですが安全第一なのでここは仲間を募集して複数人登山で挑みたいところです。

玄蕃尾城にいくには、とりあえず「柳ヶ瀬トンネル」を調べて、滋賀県側から入った場合、トンネルを出たらすぐに見える道を右折。でたらすぐ!!くらいのタイミングですので見逃し注意で!

現存日本最古の鉄道トンネルと連続する明治隧道-旧北陸本線、柳ヶ瀬越えから山中越え-【前編】: いそしず の ライナーノート

この記事を書いた人

北村 美桂
北村 美桂
岐阜県出身。約10年のWEB編集・ライターを経て、2013年から独立。「名古屋歴史ナイト」という歴史イベントも主宰。詳しく知りたい方はコチラ
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カテゴリ:戦国ネタ