教師になった理由

「一体なぜ教師になったのだろう?」と自分でもよく考えます。お給料は少ない方だし、それほどカッコイイ仕事でもないし、正直、ストレスもたまります。歴史の教師になった主な理由は、とにかく子どもと歴史が大好きなので、その二つを組み合わせた結果でした。まさに私にはうってつけの職だったと思います。ずっと大都会東京に住んでおり、若い頃には将来何になろうかとあれこれ考えたものでした。数学が苦手なのに「建築家はどうか?」、オフィス勤務は嫌いなのに「銀行員になるか?」…などと、様々な職業を思い浮かべました。

やがて自分の運命を選択する時がやってきたのです。両親とも話をし、私にとって最善の道は何なのか考えてみました。昔から歴史は好きでしたが、自分のキャリアの選択肢として考えたことはありませんでした。ですが、私の父がそれを検討してみるべきだと言ったのです。私がいつも歴史についての記載や、小説とか伝説の本を読んでいるから、と。

皆さんもご存知の通り、日本は独特かつ偉大な歴史を誇っており、私の歴史に対する強い興味は今も続いています。武士の時代から現代まで、日本は世界の政治の駆け引きの大きな要素の一つとなっており、多くのことが変わっていきましたよね。また、私は古代ギリシャにも興味があり、その哲学から外交に至るまで、すべてが面白いと思っています。特にギリシャの哲学者達は、現代人私たちの考え方とは全く異なりますが、非常に興味深く、彼らについて読んだり、自分達や自分たちの世界観について考えたりするのは非常に楽しいです。 

私は運よく大学卒業後すぐに一つの学校から仕事をオファーされました。2年間の試用期間を経た後、正規の教員となりました。

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